岸田首相は、5月22日に記者団に現段階では「解散を考えていない」と言っています。
支持率がやや上昇しているのも一つの理由かもしれません。
昨年に立憲民主党の野田佳彦元首相がG7サミット後に岸田首相が衆議院解散・総選挙に踏み切る可能性があると見立てた発言をラジオ放送で述べていました。
しかし岸田首相が、解散総選挙に望めないのは多くの不安要素があることから、決断できないのが本音ではないでしょうか?
今回は、岸田首相が解散総選挙に望めない理由について、いくつか採り上げてみます。
岸田首相は来年(2024年9月)まで解散総選挙はしない?
個人的な憶測ですが、岸田首相は来年の2024年9月まで解散総選挙はしないものと思われます。
支持率がやや上昇しているのも一つの理由かもしれませんが、多くの不安要素があるためです。
自民党総裁の任期が来年の9月まであることを考えると、何も低支持率にならないかぎり危ない橋を渡る必要はありません。
このままの支持率を維持しつつ来年の総裁選まで持ち越せば、取り敢えず良いという考えではないでしょうか?
あわよくば、次の二期目の自民党総裁となり、衆院議員の現在の任期である2025年10月までの解散を見据えているのかもしれません。
これも勝手な憶測ですが、岸田首相は現在が一番重要な時期であるため、現在まで増税志向な政策でしたが、残りの総裁任期までの政策は増税しないのではないかと思われます。(衆院解散後に自民党が与党になることで、また増税されると思いますが?)
現段階では国民や自民党内の支持を得ようと緩和的な政策方針に切り替えていくことが考えられます。
仮に現段階で解散しても負けはしないかもしれませんが、大きく議席を減らすことが考えられます。
完全な勝利が見込めない状況では、そんなリスクを追おうとはしないでしょう。
解散総選挙に望めない理由?
岸田首相が解散総選挙に望めない理由について不安要素をいくつか採り上げます。
他国に支援が多いことや増税政策での国民からの不評
首相に在任してから他国への支援が多いです。
*近く思い出せるものでは、、
・ガーナへ5億ドルの支援
・フィリピンに年間2000億円の支援(5年間で1兆円)
・アフリカ開発支援に300億ドル(約4兆1000億円)
・ドイツ南部のG7首脳会議で650億ドル支援(約8兆8000億円)
・インドの公式訪問で5兆円投資
他にもウクライナにも多額に支援していることから国民からは不評です。
*増税にしても、、
・防衛費増税による社会保険料の上乗せ
・後々の走行距離税
・道路利用税
・退職金課税
・国民年金5年延長(5年で約100万円)
あまりの増税政策に国民からは不評です。(この先、生きていけるのか?不安になるかも?)
自民党総裁選や衆議院選挙が近くなっていますから、国民と自民党内の支持を得るためにも他国支援や増税は、今後は控えるかもしれません?
統一教会との関係が完全に払拭されていない
安倍元首相が亡くなってから発覚したことですが、現在でも統一教会との関係が完全に払拭されていないかと思われます。
これも国民からの支持を得られそうにない一つの理由であると考えます。
憲法9条をめぐって公明党との関係に曇りが出ている?
現在、憲法9条をめぐって公明党との関係が悪化しているようにも見えます。
憲法9条をめぐって自民党と公明党の意見が食い違っているようです。
場合によっては、お互いの党に亀裂が入り、与党の公明党の議席が無くなる可能性もあるかもしれませんね。
公明党は与党でアリ続けたいでしょうから、憲法9条を都合の良いかたちにするために自民党にゴネり続けるでしょう。
与党でアリ続けたるために解散を引き延ばしてくれるほうが、公明党としては都合が良いと考えているのが本音と言えるのではないでしょうか?
まとめ
岸田首相が来年(2024年9月)まで解散総選挙に望めない理由?についてでした。
解散総選挙に望めない理由?について、3つの理由を採り上げましたが、おそらく岸田首相が一番に気にかけているのは、公明党との関係ではないかと思われます。
憲法9条をめぐって、関係が修復すれば気に病むことはありませんが、出来なければ公明党との関係を絶つかもしれません。
意外と徐々に勢力を拡大している日本維新の会と連立を組む可能性もあるかもしれないですね。
以上、岸田首相が来年まで解散総選挙を望まないのは上記で採り上げた3つの理由であると考えています。
その中でも特に公明党との関係に気を揉んでいるのではないでしょうか?