現在の岸田政権は防衛費の増税を巡って与党内部や外部で不満が高ぶっているように見受けられます。 以前にも別の増税論などで議論されていて支持率も低迷な状況です。
現在の政権がいつまで持ち堪えるのかはわかりませんが、102代目の政権を担う総理大臣や総理大臣候補について予測をしてみたいと思います。
結論として、102代目の総理大臣は個人的な考えですが、菅義偉前首相が返り咲くのではないかと思っています。
また、女性議員の総理大臣候補についても触れながら具体的な根拠を述べたいと思います。
ご興味のある方はお付き合いください。
誰が総理大臣候補になるのか?
誰が総理大臣候補になるのか?についてですが、岸田政権が発足した当時には次代を担いそうな方は多くおられたと思います。
しかし、2022年7月の参議院選挙以後の旧統一教会問題に関わった議員が多く関与していることから、閣僚などの担い手に新たな関与が明らかになると政権運営が難しくなってきています。
旧統一教会問題が原因で総理大臣候補に選ばれそうな方は、かなり絞れてくるのではないでしょうか?
個人的な考えとして現在の総理大臣候補に選ばれそうな方は、河野太郎氏、茂木敏充氏、石破茂氏、菅義偉前首相の4人ではないかと思います。
•河野太郎(こうのたろう)
・生年月日:1963年1月10日(59歳)
・出生地:神奈川県平塚市
・出身校:ジョージタウン大学国際学部比較政治学科卒業
河野太郎氏は現職でデジタル大臣として活動されていますね。
河野太郎氏の父は河野洋平氏であり、1993年に自民党の総裁でしたが当時の衆議院選挙で野党の連立に敗れたことから総理大臣に就任することができませんでした。
河野太郎氏は閣僚経験も豊富であり国民の人気度も高いことから、総理大臣候補として充分な方だと思います。
しかし、国民の人気度が高くても自民党の総裁を選ぶのは自民党内の議員票と党員票で決められるので難しいのではないかと考えます。
河野氏は以前にも総裁選(次の総理大臣に成れるかもしれない人)に出馬していますが、総裁選を勝ち取ることができませんでした。
河野氏は麻生派に所属していますが、以前に出馬しても麻生派は河野氏に票を入れていないようです。
仮に麻生派が票を河野氏に入れたとしても他の派閥の票が河野氏に傾くかは微妙なところです。
最大派閥の安倍派が河野氏に傾かない限り総裁、総理大臣に就任することは難しいと考えます。
•茂木敏充(もてぎとしみつ)
・生年月日:1955年10月7日(67歳)
・出生地:栃木県足利市
・出身校:東京大学経済学部卒業、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了
茂木敏充氏は、先の第1次岸田内閣、菅義偉内閣、安倍内閣などで、外務大臣を歴任しています。
それ以前にも他の閣僚にも抜擢された経験豊富な方です。
茂木氏は、平成研究会(竹下派)の所属でしたが会長であった竹下亘氏が亡くなった後の後任として平成研究会会長(茂木派となる)に就任しています。
総理大臣候補としては実績のある充分な方ですが、女性目線で見ると問題のある方かもしれません。
総裁選で自派閥の茂木派のみの単独勝利では厳しいでしょうから、他派閥がどれだけ連携してくれるかが勝敗を握るところだと考えます。
個人的に思うことですが、仮に茂木氏が総裁、総理大臣に就任すると安定的な政権運営ができるのではないかと思います。
•石破茂(いしばしげる)
・生年月日:1957年2月4日(65歳)
・出生地:東京都
・出身校:慶応義塾大学法学部法律学科卒業
石破茂氏は、安倍内閣、麻生内閣、福田康夫内閣などで、閣僚として各大臣を歴任してきた経験豊富な方です。過去に4度の総裁選に出馬していますが、落選しています。
4度目の落選後に自身の所属している派閥(水月会)の会長を辞任しています。
石破茂氏は、河野太郎氏と同様に国民の人気度が高い方ですが、党内の派閥間では快く思われていない傾向があるようです。
4度目の総裁選結果から見て投票数が少ないことから、今後、総裁選に出馬しても失礼ながら勝てる見込みが無いように思えます。
個人的には、石破氏の総理就任後の政治手腕を見てみたいと思いますが、現実的には厳しいと考えます。
おそらくですが、以前の事を踏まえて石破茂氏は今後の出馬は考えていないのではないでしょうか?
•菅義偉(すがよしひで)
・生年月日:1948年12月6日(74歳)
・出生地:秋田県雄勝郡秋ノ宮村(→旧、雄勝町→現、湯沢市)
・出身校:法政大学法学部政治学科卒業
菅義偉前首相は、2006年に発足した政権である第1次安倍内閣から閣僚を歴任しています。
閣僚とは言っても第2次安倍内閣から官房長官として政権の屋台骨を長年に渡って支えてきています。非常に実績のある方です。
総理大臣に就任後の政策では、意外と細かいながらも国民に寄り添った政策がありました。
思いつくものとして、携帯料金の引き下げ、デジタル庁の新設(デジタル化の推進のため)、不妊治療への保険適用、コロナワクチン(コロナワクチンの迅速化)などがあります。
コロナワクチンでは、河野太郎氏をワクチン接種推進担当大臣に起用していましたが、意外と迅速な対応であったと個人的に感じます。
菅義偉氏は、人材を見極める事にも長けていたのかもしれません。菅義偉前首相は、過去に派閥に所属していたようですが、現在はグループに属しているようです。
次の総裁選に出馬するのかはわかりませんが、出馬するのであれば、かなりの確率で総裁に就任できるのではないかと思います。
現在の岸田政権の状況と菅義偉政権を比較しても岸田政権は、国民のためになるような政策を打ち立てているようには見えません。
嘗ての菅義偉政権は支持率が低迷して政権を降りましたが、政策面では岸田政権よりもまともなものであったと感じます。
自民党内からも菅義偉氏が総裁に返り咲くことを望んでいる方々もいるのではないでしょうか?
おそらく、現在の政権の不満を少しでも解消するには、菅義偉氏を総裁に再登板させることが一番良い結果に成りえると考えます。
女性総理大臣が誕生する可能性はあるのか?
女性総理大臣が誕生する可能性はあるのか?についてですが、自民党女性衆議院議員は現在20人います。
中川郁子氏、 稲田朋美氏、 島尻安伊子氏、 山田美樹氏、 牧島かれん氏、 松島みどり氏、 堀内詔子氏、 野田聖子氏、 土屋品子氏、 永岡圭子氏、 鈴木貴子氏、 高市早苗氏、 高階恵美子氏、 杉田水脈氏、 国光あやの氏、 加藤鮎子氏、 上川陽子氏、 小渕優子氏、 尾身朝子氏、 あべ俊子氏、以上の20人です。
因みに参議院議員の女性議員も23人おられますが、こちらは除外します。
参議院議員で内閣総理大臣になることができない法律はありませんが、過去に参議院議員で内閣総理大臣に指名された形跡は全く無いので除外します。
一時期に女性議員が総理大臣になれる可能性があったのは、高市早苗氏と野田聖子氏の2人だけだと思います。
自民党の女性衆議院議員20人の中で、女性総理大臣に成れる可能性は、現在は全く無いと考えます。
一時期なら、ありえたと思います。
その一時期とは、菅義偉前首相の後任である総裁選候補のことです。
この時の総裁選候補は、岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏、以上の4人です。
最終的に残ったのが、岸田文雄氏と河野太郎氏です。勝敗は岸田文雄氏が勝利しました。
投票率は3番目であった高市早苗氏は敗れてしまいましたが、総裁、総理候補としては女性議員の存在感をアピールできたと個人的に感じます。
ここまで女性議員として戦えたのは、故、安倍元首相の存在がかなり大きく影響しています。
安倍元首相の後ろ盾こそが今後の女性議員の飛躍に繋がる機会だったと思うのです。
7月の参議院議員選挙で安倍元首相が亡くなることが無ければ、次の総理大臣に女性議員が就任する可能性は充分にありえたと思いますし、女性閣僚も増えていたのではないかと考えます。
本当に安倍元首相の存在は大きいものでした。今後、女性議員が総理大臣に就任することは、まだ先のことになりそうです。
まとめ
上記のことから顧みて、102代目の総理大臣は菅義偉前首相だと考えています。
長い期間に安倍政権を支えていたことの実績や総理大臣就任後の政策実績があることから、一番に相応しいのではないでしょうか。
女性総理大臣の可能性にも触れてきましたが、故、安倍元首相の存在が無い現在では難しく、先のことになりそうだと思います。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?
あくまで、今回の記事は予測ですので見当違いであったなら申し訳ありません。記事にお付き合いいただきありがとうございました。