現在の勤務している会社で、この会社は大丈夫(ヤバい)なのか?という疑問を抱いた事はありませんか。
私自身も過去20年以上勤務していて、何度かそのように感じた事はあります。状況によっては転職もしました。
そこで会社のヤバい兆候として、転職を考えたほうが良いのではないかと思われるものを私の体験も踏まえていくつか採り上げました。
ご興味のある方はお付き合いください。
会社がヤバい 兆候 11選
会社のヤバい兆候について、11選を例に記載していきます。
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1.基本給が上がらなくなった
毎年に少額ながらも基本給が上がっていたものが減額や上がらない状況になると会社経営がヤバいのか?と考えてしまいます。
私自身も中小企業勤務で毎年3000円あたり基本給が上がっていましたが、いつの間にか1000円になり、一年後には昇給しなくなりました。流石に先行きに不安を感じました。
2.細かい部分まで必要経費を削減する
経営状況が悪くなれば経費を削減する事はどこの企業にでもありえることです。但し、削減するやり方に問題がある場合もあります。
例えとして作業場に必要な物の購入数が確保されずに経費削減されたり、物の品質を下げて使いものにならない物を購入したりするなどの意味の無い経費削減をしている場合があります。
私は過去に上記のような会社に勤務していたことがあります。
必要な物の品数が不足していた時に最終的に行ったことは自ら会社の備品をホームセンターで購入したのです。しかも私自身の自腹での購入です。
会社としては経費さえ削減できれば良いという考えなので社員が好き勝手に購入したとして購入した物の金額を支払う気など微塵もありませんでした。
業務が中断されるとはいえ自分自身が愚かであったと今では思っています。
3.面接をして希望退職者を募る
経営が徐々に悪化してくるとリストラを強要はできませんから、退職金を上乗せして希望退職者を募る事はよくある話です。
少し、この話からそれてしまいますが希望退職者を募ると有能な人ほど退職します。能力の無い人ほど会社にしがみ付こうとします。
何が言いたいのかというと要は無能な人が多く会社に残るという事です。
有能な人材がいなくなるのは非常に惜しい事のはずですが、経営者目線で見ると人件費さえ抑えられれば有能であろうと無能であろうとどちらでも良いということかもしれません。
4.無料だった社員旅行や忘年会など恒例行事が有料になる、もしくは中止される
元々、無料であったものが有料になる、もしくは中止されるというのは会社の業績が良くないという表れだと思われます。
これだけでは転職という考えにはならないと思いますが、恒例行事が中止であるのに月々の給料から恒例行事料が引かれていたら注意です。
最終的に返還されれば良いですが、戻らないようなら付き止めるべきです。(どこかで着服されている?)
5.上司の多くが退職(離職)している
上司が次々と退職している状況は完全にヤバい兆候だと思われます。
内務の経理を担当している方なら会社状況は一目瞭然ですから、周囲の方の退職が増えている傾向であるなら転職活動を進めておくべきです。
6.退職者(離職者)が増えて自身の業務量が増えた
退職者(離職者)が増えたことで自身の業務量が増えるということは毎日が残業になる可能性もあるのでプライベートな時間も奪われることにもなりかねません。
残業代が欲しい方には好都合かもしれませんが、定時退社したい方にとっては苦痛になります。
毎日の残業が増えて苦痛な方は早くに転職活動を進めるべきです。
7.外国人実習生を雇う割合が年々と増加して日本人正社員が減少している
全ての企業が外国人実習生を雇っているわけではないですが中小企業ほど雇っている率は高いと思われます。
毎年、日本人正社員が減少して外国人実習生を雇う割合が増えるようであれば要注意です。
外国人実習生を多く雇っている企業では、日本人正社員の給料はさほど上がっていないものと思われます。(あくまで、私が勤務していた企業での感覚です)
そして何よりも給料が見合っていません。外国人実習生を一人指導するだけでも非常に大変であります。その理由は彼らは日本語を学んで無い状態で勤務するわけです。
つまり、日本語が通じないのでジェスチャーで物事を教えなければならないわけです。
日本語が理解できれば指導も楽なのですが教え初めは非常に苦労するのです。
実習生の人数が多ければ多いほど苦労して教え込むことになります。
日本語が理解できて三年の月日が経過すると彼らは故郷に帰還します。
そして新たに別の実習生(日本語が通じない)がやって来て、また同じ事が延々と続くのです。最後に経営者の言われたことは私たちに語学を覚えろと言う次第です。
給料も上がらないというのに語学を覚えるモチベーションも上がりません。
外国人実習生を多く雇っている企業は指導するのが大変なので給料自体が見合いません。
●別件ですが、私が過去に勤務していた企業の外国人実習生の平均時給額の一例を記載します。(2012年当時)他企業の状況とは違うかもしれません。
実習生の平均時給は800~900円ではないかと思われます。
仮に800円として考えると、入国時点で他国管理会社に半分取られて実際の手取り時給は400円ではないかと思われます。
・この状況を元に考えると8時間勤務で22日勤務であれば140.800円で手取り70.400円となります。
・12時間勤務(休憩を除外して実質10.5時間勤務)の場合は22日勤務で184.800円で手取り92.400円となります。
外国人実習生からすると完全に搾取されすぎです。
この状況で言える事は外国人実習生にかかる人件費は日本人正社員と比較して圧倒的に安く抑えられます。
経営者が日本人正社員を起用しなくなるのも分からなくはないです。
8.ボーナスが減額、または支給されない
ボーナスが減額、支給されないとなると痛いところではあります。
しかし、こればかりは企業の業績で支払われるものなのでどうしようもありません。(利益がありながら全て経営者の懐に入っているなら別ですが)
要は月々に得ている給料だけで納得できるかどうかです。
納得できないなら、より条件の良い企業があれば転職すべきです。
9.給料が減額される
基本給や手当の支給額が減額されると手痛いものであります。これも経営状況や業績で変化していくのですから、どうしようもありません。
減額された給料に納得できるかどうかで転職を決めましょう。
10.正社員から契約社員、またはアルバイトに降格される
原則には正社員を降格することはできません。強制な降格は違法とされています。
しかし、会社経営が悪化して倒産危機に差し掛かると経営者から選択を迫られるかもしれません。正社員としての給料が得られないのであればどうしようもありません。
契約社員やアルバイトなどの給料が自身で見合って納得できるなら続けるのも良いですが、納得できないなら転職を考えましょう。
11.人事評価制度が(ありながら)適用されない、もしくは変わる
普通であれば人事評価で自身の給料やボーナスが決まるはずです。
経営状況次第で変わる場合もあります。
私が過去に勤務していた企業にも人事評価制度はありました。しかし、人事評価制度がまともに適用されたことは殆どありませんでした。
業績が良くなかった事からだと思います。
ボーナス支給時になるたびに「今回は業績不振で人事評価制度を適用しておりません」と書かれていました。
おそらく、正当な評価をしてしまうと相応な額を支給しなくてはならないからではないでしょうか?
状況次第で評価が適用されないのなら元より評価制度を採用する必要はないのでないかと考えてしまいます。
普通に人事評価制度があるのなら正当な評価をされたいと考えますよね。
確実に給料やボーナスを上げていきたいと考えている方で現状に不満がある方は他企業の評価制度での給料やボーナスを比較して検討するのも良いかもしれません。
まとめ
会社のヤバい兆候と思われるものをいくつか採り上げてみましたが、皆さんの勤務されている会社にも思い当たるものがあるのではないでしょうか?
上記で採り上げたものだけで直ぐに転職という考えになるわけではないかもしれません。
一番に考えるべきことは「現状に満足できているか」ということだと思います。
「給料は低いけど現状の仕事に興味がある」「現状の仕事に興味はあるけど給料が低いから嫌だ」など人によって思いは様々です。
転職を考える前に一度自身の現状を見つめ直すことも必要ではないでしょうか。
少し話から逸れてしまいますが、私自身も転職を何度か繰り返してきました。
気が逸ってしまったことから気が付くとブラック企業に転職していたこともあります。
転職を決断するのは良いですが、離職を急ぐあまりに周囲が見えなくなっていることもありますので転職を決断した時は少し落ち着いてください。
次に転職希望する企業情報を入念にチェックしましょう。
悪い口コミなどもあるかもしれません。
企業情報に不安や自身の無い方は転職エージェントを利用するのも良いと思います。
皆さんの転職先がより良い環境であることを願っています。
記事にお付き合いいただきありがとうございました。