2025年3月、男性アイドルグループM!LKの新曲『イイじゃん』が、韓国のガールズグループaespaの楽曲『Whiplash』に酷似しているとの指摘から炎上しているようです。
本記事では、両曲の類似点を詳しく比較し、炎上の背景を探ります。
記事内容は次の通りです。
- M!LKの新曲『イイじゃん』とaespa『Whiplash』の比較
1-1. M!LKの新曲『イイじゃん』とは
1-2. aespaの『Whiplash』について
1-3. 類似点の具体的な比較 - 炎上の反響とファンの反応
2-1. 炎上の背景
2-2. ファンの反応
・批判的な意見
・擁護的な意見
・SNSでの反響 - 音楽業界への影響
- まとめ
1. M!LKの新曲『イイじゃん』とaespa『Whiplash』の比較
M!LK「イイじゃん」が
— M!LK OFFICIAL (@milk_info) April 12, 2025
YouTube Music公式プレイリスト「The Short List」
カバーに選出されました👏🎉https://t.co/dF9pLivCT2
YouTubeショートで話題のヒット曲をまとめたプレイリスト!#イイじゃん たくさん投稿ありがとうございます!#YouTubeMusic @YouTubeJapan #MILK #MILK_MIX pic.twitter.com/saBzfsbCPI
引用元/@milk_info Xより
M!LKの新曲『イイじゃん』が、韓国の人気グループaespaの楽曲『Whiplash』と似ているとの指摘を受け、ネット上で「パクリ」ではないかと大きな話題となっています。
この疑惑が火種となり、M!LKが炎上する事態に発展しました。
この記事では、この炎上の背景にある具体的な理由や、両曲の比較を通じて浮き彫りになる共通点と相違点について詳しく解説します。
さらに、ファンやSNS上での反応、そして公式の見解についても探っていきます。
1-1. M!LKの新曲『イイじゃん』とは
『イイじゃん』のリリースは、2025年3月5日に発売されたアルバム『M!X(ミックス)』のリード曲で、2月17日に先行配信されました。
このギャップが多くのリスナーに受け入れられ、SNSでの注目を集めています。
配信リリースから約1ヶ月でTikTokでの総再生数が5億回を突破し、TikTok音楽チャートTOP50で1位を獲得する大ヒットとなりました。
1-2. aespaの『Whiplash』について
[📢]
— 『aespa: MY First page』日本公式 (@aespa_MYFp_jp) August 26, 2024
是非、ご覧ください‼ https://t.co/9SZp8QAPuu
引用元/@aespa_MYFp_jp Xより
aespa(エスパ)は、韓国の4人組ガールズグループであることはご存知だと思います。
『Whiplash(ウィップラッシュ)』は、昨年2024年10月にリリースされ、EDMベースのテクノジャンルで注目を集めました。
メンバーの個性的なボーカルが際立っています。
楽曲は、聴く者を引き込むようなダイナミックな構成になっており、特にダンスパフォーマンスとの相性が良いとされています。
1-3. 類似点の具体的な比較
M!LKの『イイじゃん』とaespaの『Whiplash』を比較すると、次のことが見えてきます。
*類似点 | 具体的な比較 |
---|---|
メロディと構成 | 特に、『イイじゃん』のサビの展開が共通しているとの声が多いです。 しかし、楽曲全体を通じて聞くと、アレンジや音楽スタイルには独自の要素も多く見られます。 | 両曲のサビ部分のメロディやリズムが非常に似ていると指摘されています。
振り付けとビジュアル | M!LKの途中からガラッと変わるモノクロ背景でのパフォーマンスがが指摘されているようです。 | 振り付けや衣装のスタイルも類似しているとの意見があり、特に黒を基調とした衣装が共通しています。
歌詞のテーマ | ただし、具体的な言葉遣いやストーリー展開にはそれぞれのグループの個性が出ており、直接的なコピーとは言い難い部分もあるでしょう。 | 歌詞についても比較されることが多く、どちらの楽曲もエネルギッシュでポジティブなメッセージを込めています。
作曲家の関与 | M!LKの『イイじゃん』の作詞作曲には、K-POPの楽曲を手掛けた経験のある作曲家が関与しているようです。 意図的に似せた可能性も考えられていますが、実際には異なる作曲家が関与していることが確認されています。 |
上記の類似点から多くのリスナーが似ていると感じているようですね。
筆者も当初は、男性のダンス&ボーカルユニットとガールズグループの楽曲やダンスが、そんなにも酷似しているとは思えなかったのですが、いくらか共通している部分はあるようです。
実際に確認すると、どちらも全体的には全てが似ているわけでなく、途中の所々で見えてくる「ビート」「歌い方」「振り付け」などが似ていると感じます。
作曲家の関与については、具体的なことは不明です。
『イイじゃん』の作詞作曲者には、Kanata Okajima, Hayato Yamamotoとの記載があります。
「Kanata Okajima」さんは、クレジット名で活動されており、名前は岡嶋かな多さんという女性の音楽プロデューサーの方です。
過去にBTS、嵐、安室奈美恵、TWICE、King & Prince、NiziUなど多数のアーティストらに楽曲を提供しています。
K-POPアーティストにも楽曲提供していますから、aespaの『Whiplash』の作詞作曲を参考にしている可能性はあるのかもしれないですね。
作詞作曲を共同しているHayato Yamamotoさんという方も音楽プロデューサーのようです。
MUSIC FOR MUSICに所属しています。
『Whiplash』の作詞作曲者は、作詞がLeslieであり、作曲者はLewis Jankel/Marcus MarcLo Lomax/Neil Ormandy/Rosina Soaky Siren Russellと、複数の人物が関わっているようです。
作曲者の名前を見ると、韓国ではなく、アメリカの作曲者が携わっているのかもしれません。
aespaは、アメリカの大手クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーという世界最大のタレント代理会社にも所属しているので、『Whiplash』の作曲にはアメリカの方々が手掛けているのではないでしょうか。
ビジュアルやコンセプトの相違点でみると、『イイじゃん』は日本のポップカルチャーを意識した明るい雰囲気を持っており、『Whiplash』のSF的な世界観とは異なるスタイルを持っています。
双方でいくらかの類似点は見られますが、相違点もあります。
2. 炎上の反響とファンの反応
2-1. 炎上の背景
炎上の背景は初めから触れている通りで、楽曲が酷似していることが影響しています。
この問題から曲のリリース直後からSNSや音楽メディアで広まり、多くのファンやネットユーザーが反応を示しました。
特に、ビートやメロディ、振り付けの類似性が強調されており、盗作疑惑が囁かれているようです。
2-2. ファンの反応
ファンの反応は様々で批判的な意見もあれば、擁護的な意見などもあります。
また、SNSでの反響もありました。
批判的な意見
一部のネット投稿からは、M!LKの曲が「SNLのパロディのようだ」や「よくこんな曲だしたな」といった辛辣なコメントを寄せ、曲のエネルギー不足や存在感の欠如を指摘しています。
また、「中国のモバイルゲームの広告に使われそうな曲」との意見もあり、楽曲の質に対する疑問が呈されています。
擁護的な意見
一方で、M!LKの一部のファンは、曲の独自性やメッセージ性を強調し、類似性があったとしてもそれは偶然であると主張しているようです。
彼らは、M!LKが10周年を迎える記念すべき作品であり、成長を示す楽曲であると評価しています。
『イイじゃん』の作詞作曲者は、K-POPアーティストにも楽曲提供していることから、『Whiplash』に寄せているという見方もあるようですね。
SNSでの反響
批判は擁護の意見もありますが、TikTokでは『イイじゃん』が大バズりし、再生回数が5億回を突破するなど、楽曲自体の人気は高まっています。
多くのユーザーが「今日ビジュイイじゃん」といったフレーズを使ったダンス動画を投稿し、楽曲の認知度を上げています。
上記のことから、炎上の反響から見るファンの反応は様々です。
3. 音楽業界への影響
音楽業界への影響については未知数です。
類似性についての公式な声明を出していないものの、ファンやメディアからの批判に対しては、楽曲の制作過程や意図を説明されるかもしれません。
今後の展開が注目されます。
余談ですが、これは筆者の憶測です。
『イイじゃん』の配信は2ヶ月前であり、盗作疑惑が浮上した場合は、早くから問題になるはずです。
意外と、どちらの事務所も認識し、お互いで共有している可能性もあるのではないでしょうか?
楽曲とは異なりますが、過去のテレビ制作で日本と中国か台湾かで似たようなコンセプトで制作していた番組があります。
過去にバラエティ番組の「めちゃ×2イケてるッ!」で、オープニング映像が似通ったものが中国か台湾かで放送されていました。
「めちゃ×2イケてるッ!」の番組内で中国か台湾か放送されていたものを取り上げ、パクリと言いつつも、最後はお互いで認識し、共有しているようでした。
実際に盗作疑惑が浮上すれば、すぐにでも裁判沙汰になります。
『イイじゃん』の配信から2ヶ月も経過し、配信が停止していないところを見ると、どちらの事務所も当初から共有していたのではないでしょうか?
※余談については、あくまでも憶測ですので、鵜吞みにしないでください
この記事はウィキペディアや下記のサイトなどを参考にしています。
*参考元 | URL |
---|---|
M!LK「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」 | https://ja.wikipedia.org/wiki/M!LK |
ウィップラッシュ(Aespaの曲)「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」 | https://en.wikipedia.org/wiki/Whiplash_(Aespa_song) |
Whiplash「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」 | https://ja.wikipedia.org/wiki/Whiplash |
aespa「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」 | https://ja.wikipedia.org/wiki/Aespa |
Yahooニュース | https://news.yahoo.co.jp/articles/10f3c48a91684f39073c301fc171eee2411fdf6c |
koreaboo | https://www.koreaboo.com/news/j-pop-group-plagiarizing-aespa-whiplash/ |
ニュース18 | https://www.news18.com/movies/did-mlk-copy-aespa-j-pop-group-faces-plagiarism-allegations-aa-9240039.html |
4. まとめ
M!LKの『イイじゃん』とaespaの『Whiplash』は楽曲全体を通じて聞くと、アレンジや音楽スタイルには独自の要素も多く見られます。
ファンやネットからは盗作疑惑という問題に直面していますが、事務所からの公式な見解は発表されていません。
一方、aespaの『Whiplash』は楽曲自体への批判的な炎上はなく、事務所からの特別な対応もありません。
今後、音楽のトレンドやクリエイティブな競争がどのように影響を与えるのか、引き続き展開が注目されます。