5月21日放送の世界の何だコレ!?ミステリーで、長崎県の島に一つにある約1300年間立ち入り禁止の「オソロシドコロ」について触れられています。
過去にも放送されている事やYouTube動画で心霊スポットとしても紹介されているので、意外とご存知な方が多いかもしれませんね。
今回は「オソロシドコロ」について簡潔に触れていきます。
長崎県(対馬)の約1300年間立ち入り禁止区「オソロシドコロ」の由縁とは?
長崎県対馬に位置する「オソロシドコロ」は、約1300年間立ち入り禁止とされてきた神聖な場所です。
八丁郭(天道法師塔)がある龍良山は聖地であり、禁足地として伝承されています。
所在地:〒817-0153 長崎県対馬市厳原町浅藻
対馬の禁足地
— エグザス (@Exasio) July 16, 2023
オソロシドコロ(八丁郭)
天道信仰の聖地、天童法師様が眠る場所
聞こえるのは川の流れと木々のざわめきのみ
とても荘厳な場所でした#ぶらめぐる pic.twitter.com/ib6iIgw96X
引用元/@Exasio Xより
番組では、厳原町豆酘の裏八丁郭(天道法師祠)についても触れられているかもしれないですね。
「オソロシドコロ」とは、「恐ろしいところ」という意味を持ち、地元の人々は「足を踏み入れると災いが起こる」と信じています。
この禁足地の由縁は、対馬の独自の信仰である「天道信仰」に深く起因しています。
これらの場所は、天道法師の墓所とされ、一般の人々は仏僧や山伏以外は立ち入ることができませんでした。
この禁足地は、神聖な儀式や信仰の中心地であり、立ち入ることが許されない理由は、神々の怒りを買うことを恐れたためです。
また、天道信仰は太陽を崇拝する宗教であり、特に女性が太陽の光によって妊娠するという伝説の他に、特別な力を持った天道法師は天皇の病を治すなどの伝説も残されています。
過去に一般の人々は立ち入ることは許されていませんでしたが、現代は、一部の場所は周辺に桜やツツジなどが植えられ、住民が訪れることができるようになっているようです。
しかし、過去と同様に神聖さは失われていません。
オソロシドコロに足を踏み入れた場合は、以下のような作法を守ることが求められています。
*作法(ルール) | |
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・塩でお清めをする | 入る前に塩を撒いて清めることが求められます。 |
・大声を出さない | 静かに行動することが重要です。 |
・転ばないこと | 転ぶことは不幸を招くとされ、特に注意が必要です。 |
・物を拾って帰らない | 禁足地の物を持ち帰ることは禁じられています。 |
・後ずさりして帰る | 参拝後は、鳥居に背を向けずに後ずさりして出ることが求められています。 |
この他に口コミ情報によると、土足厳禁とのことで、靴を脱いでお詣りしたとあります。
これらの作法は、単なる迷信ではなく、聖地に対する畏敬の念と、自然や神々との共生を重んじる日本の古来の信仰が形になったものと言えるでしょう。
後ずさりして帰ることについては、うっかり禁足地に入ってしまった場合、「犬の子(インノコ)」と唱えながら後ずさりすることが掟とされていました。
因みに「犬の子(インノコ)」とは、「私は人間ではありません。犬の子です」という意味で、人間ではないと主張することで、神の怒りを鎮めようとするものでした。
このような伝承は、神聖な場所に対する畏敬の念を表しています。
詳しい経緯は番組で紹介されていると思いますが、過去にYouTube動画で、禁足地を訪れた方が詳細を語られているのを見かけましたので、興味のある方は視聴してみてください。
*参考元 | URL |
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@EXITJACK・チャンネル | https://youtu.be/NMT-zPc8QjI?si=8UGIat-8_AvdreRJ |
@nanashiroke・チャンネル | https://youtu.be/z6Sg_YFxQoc?si=uSV6MGQl1YiU1Kq_ |
アメブロ | https://ameblo.jp/adgj3397/entry-12823610551.html |
タビジン | https://tabizine.jp/2022/04/09/458204/ |
まとめ
番組で取り上げられていた長崎県対馬に位置する立ち入り禁止区「オソロシドコロ」の由縁についてでした。
「オソロシドコロ」は、天道法師を祀る聖地であり、依然として厳格なルールが現在も存在します。
対馬文化や信仰の重要な一部ですから、訪れる際にはその歴史や伝承を尊重することが大切です。