7月6日放送の「秘密のケンミンSHOW極」で宮城で謎の太くて短い「白石うーめん」というものが紹介されますが、そもそも「うーめん」が何であるのか?
ご存知ない方が多いのではないでしょうか?おそらく、東北地域でしか伝わっていないものだと思います。
今回は宮城県の「白石うーめん」についてや一部の専門店を紹介します。
宮城県の「白石うーめん」って何?
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— 【公式】秘密のケンミンSHOW極 (@kenmin_kiwami) June 29, 2023
次回の #ケンミンショー 📺
宮城ケンミン熱愛の #白石うーめん
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夏にぴったり🍉
涼感溢れる冷たい麺グルメ🍽
🍜素麺に似ているけれど、全然別物
🍜短くて太い麺で喉ごし抜群
🍜ごまダレに、甘いくるみダレも
さらに、沖縄ケンミン熱愛⁉「おかず」という名のざっくり過ぎるメニューを大調査🔍 pic.twitter.com/oTjluRj7zl
「白石うーめん」とは、そうめんの一種のようですが、一般的なそうめんと比較して食感や味わいも違うそうです。
普通のそうめんは麺どうしがくっつくことと乾燥を防ぐために油が塗られているのですが、「うーめん」は油を使っていないのが特徴です。
そうめんの形状とも違い、麺の長さも9㎝あたり短いようです。
更に特徴的なのがそうめんよりも0.3mmほど太く、長さも短い(9㎝)ことから伸びにくくて小麦の香りや風味が味わえるそうです。
麺の長さが短いため、つゆがハネることも少ないことから幼い子どもでも食べやすいようですね。
「白石うーめん」は漢字で「白石温麺」と書くようです。
温麺というと温かい麺のみと思われるかもしれませんが、関係なく夏は冷やしても食べるそうなので通年を通して食べられているようですね。
「白石うーめん」の料理名には諸説がある?
「白石うーめん」の料理名は白石の地域で料理名になっているのは分かりますが、「うーめん」となったのには諸説があるようです。
「うーめん」は伊達家の重臣 片倉小十郎(景綱)が名づけた?
意外に思われるかもしれませんが、「うーめん」の料理名は伊達政宗の重臣である片倉小十郎(景綱)が名づけたとの諸説があります。
400年前あたり(江戸時代かも?)に、白石城下にいた鈴木浅右衛門という人物が胃を悪くして長い間床に伏せっている状態でした。
彼の好物はそうめんだったそうですが、そうめんは油が含まれているため胃に悪いことから医者に止められていました。
食べることができず、日に日に痩せていく父親の姿に息子である味右衛門は何とかして助けたいと思っていました。
そんな時に旅の僧から油を使用しないそうめんの製法を耳にして、これなら父は食べられるかもしれないと思ったそうです。
油を使用しない そうめんの製法に試行錯誤を重ねてようやく、麺を作り上げることに成功します。
好物であったそうめんを口にできた父の浅右衛門は喜び、食欲も徐々に回復していったことから、患っていた胃病も完治しました。
この経緯が片倉小十郎(景綱)に伝わり、感動した小十郎は味右衛門の父を思う温かい心を称賛します。
小十郎は父を思う親孝行な温かい心から生まれた麺に「うーめん」と名づけたそうです。(諸説があるようです)
漢字にすると「うーめん」は「温麺」となるようですね。
「白石温麺(しろいしうーめん)」は、この経緯から始まったと言われています。
始めは「温麺(おんめん)」と読んでいたのかも?結果的に浅右衛門が名づけた?
片倉小十郎(景綱)は、鈴木浅右衛門から献上した麺をウマイと言ってたいらげた後に「温麺」と名づけます。(小十郎がどう読んだかは分かりません)
更に小十郎から味右衛門という名を名乗ることを許されます。(伝承では息子の名であった気がしますが?)
味右衛門という名を名乗ることを許された浅右衛門は浮かれて帰宅するのですが、小十郎から名づけられた「温麺」の読み方を忘れてしまいます。
麺を食した小十郎がウマイと言ったのを思い出し、ウマイ麺から、、うー、、「うーめん」と浅右衛門が名づけて読んだことから「うーめん」になったという諸説があります。
どちらの諸説が有力なのかは分かりません。
宮城県の「白石うーめん」専門店
宮城県で営業されている「白石うーめん」専門店を4つ紹介します。秘密のケンミンSHOWでも紹介されるかもしれないですね。
白石うーめん やまぶき亭
明治後期の商家を改装した趣ある白石うーめん料理専門店の「やまぶき亭」。一番人気の天ぷらうーめんは、抹茶塩で食べるアツアツサクサクの天ぷらと、冷たくて喉越し良いうーめんがセットになり、夏におすすめの逸品です😊#白石市 #うーめん #ランチ #天ぷら pic.twitter.com/1fVYOolDua
— いいっちゃね、みやぎ仙南!#んだから~ (@sennan_igain) August 16, 2022
白石うーめん やまぶき亭は、白石市城北町の地域にあり、JR白石駅から徒歩15分で着きます。
水車が見えるので分かりやすいと思います。
店舗は明治時代後期に商屋を改装していて、とても歴史のある趣きを感じる建物です。
店内は大広間に50人、お座敷に40人、個室に10人と入れるようです。
他にもお土産を販売している売店があるなど「うーめん」のとり扱いも日本一であるようですね。
お店の特徴はお水にこだわりを持って作られた胡麻、くるみ、しょう油などのタレをつけて温麺のそのままの味を楽しめます。
*白石うーめん やまぶき亭の主なうーめん
・かけうーめん(温/冷)
・山菜うーめん(温/冷)
・とろ玉うーめん(温/冷)
・月見うーめん(温)
・ニラ玉うーめん(温)
・四川風麻婆うーめん(温)
・なめこおろしうーめん(温/冷)
・キノコのおくずかけうーめん(温)
・茶籠うーめん(冷)
この他にサイドメニューなどが充実しています。
白石うーめん やまぶき亭の所在地
・所在地:〒989-0255 宮城県 白石市 城北町6−13
・営業時間:11:00~14:00
・定休日:水曜日
・TEL:0224-25-2322
・サービス オプション:イートイン、宅配サービスなし
*白石うーめん やまぶき亭ウェブサイト/http://www.shiroishi-umen.com/yamabukitei/
手延白石温麺 味見処 光庵
今日のランチ(´・ω・` )
— しん (@shinshin_v2) March 3, 2021
宮城県白石市 手延白石温麺 味見処 光庵
うーめんの初見はソーメン亜種かな?と思ったけど大きな違いは食感
うどんのような力強いこしと細麺ののどごしの良さがマッチした別物でありました
もちろんまいうーです(´・ω・` )b pic.twitter.com/AgqCBNvJ8a
手延白石温麺 味見処 光庵は、宮城県の白石市本町にあります。
手延白石温麺 味見処 光庵に行く交通手段は、、
・JR東北本線の白石駅から徒歩で約8分
・東北新幹線の白石蔵王駅から自動車で約5分
・東方自動車道の白石インターから自動車で約10分
それぞれの経路で着きます。
手延白石温麺 味見処 光庵の建物は、江戸時代の武家 吉見家の茅葺屋根の古民家を生かしたものでお食事処として運営されています。
歴史のある武家の古民家でいただく食事も格別に感じられるかもしれません。
また、ご存知な方もおられるかもしれませんが、ミシュランガイド宮城2017特別版にも掲載されているようですね。
お店の「うーめん」は、つるつるとしこしことしていて、つやがあり、極上な味わいとのことです。
大盛りでもペロリといけるほど喉越しが良いそうですね。
*手延白石温麺 味見処 光庵のメニュー(一部)
・冷やしうーめん/¥800
・とろ玉うーめん(温/冷)/¥1.000
・鶏うーめん/¥1.000
・三味うーめん/¥1.200
・なめこおろしうーめん(温/冷)/¥1.100
・めで鯛うーめん(正月限定)/¥1.200
・旨鶏うーめん/¥1.200
・麻婆うーめん/¥1.100
・ミニ麻婆丼/¥350
手延白石温麺 味見処 光庵の所在地
・所在地:〒989-0275 宮城県 白石市 本町46
・営業時間:11:00~14:15
・定休日:木曜日
・TEL:0224-26-2565
・サービス オプション:イートイン、宅配サービスなし
*手延白石温麺 味見処 光庵ウェブサイト/https://www.tsurigane.com/restaurant.html
JR東北本線の白石駅から徒歩で約8分
東北新幹線の白石蔵王駅から自動車で約5分
東方自動車道の白石インターから自動車で約10分
佐藤清治製麺
「つけ麺の胡麻だれは甘くて苦手」なんてアナタにオススメ、宮城県 #白石 市の『佐藤清治製麺』の冷たいうーめんの胡麻だれ。
— 瀬島一瑛 (@sejima666) October 2, 2016
香ばしさと大葉と生姜のアクセント&小気味よい歯応えのうーめんがツルッツル入るから、喰えって!(※店内撮影NG) @oimyg @terumasamune1 pic.twitter.com/T52ZVl5p65
明るい陽射しが春を思わせるので、今日の自宅ランチは佐藤清治製麺の「桜温麺」にしました。昨年、白石の講演会でお土産にいただいたものです。ほんのり桜のいい香りがしますよ~♪ pic.twitter.com/y4mPlqxdvB
— ささざきくみこ「山形岩手でも仕事している仙台の企業研修講師」 (@whatisvision) February 7, 2017
佐藤清治製麺は、宮城県の白石市本町の地域にあります。JR東北本線の白石駅から徒歩約8分で着きます。
創業が1883年(明治16年)なので、現在で140年も続く老舗です。
冷たい蔵王おろしや白石の清らかな水といった風土、気候などの恵みを生かした麺づくりの伝統を代々大切に職人の方々が守り続けています。
原料においても良質なものを選んでいるようです。
人気のメニューは、「けんちんううめん」「ううめんのごまだれ」、地元野菜で作られた「仙台味噌のスープ」が好評のようですね。
白石温麵のセット販売などが奥州白石温麺協同組合サイト内の楽天市場店にありますので、確認されてはいかがでしょうか。
佐藤清治製麺の所在地
・所在地:〒989-0275 宮城県 白石市 本町20
・営業時間:11:00~14:45
・TEL:0224-24-4311
・サービス オプション:イートイン、テイクアウト、宅配サービスなし
元祖白石うーめん処 なかじま
元祖白石うーめん処『なかじま』殿!
— 支倉常長@みやぎ川崎慶長遣欧使節団 (@datenokousyonin) November 7, 2016
いつも変わらぬ美味しい温麺(うーめん)と共に、沢山の笑顔を有り難うござる♪(〃^ー^〃)
寒い季節は温かい温麺がお勧めにござる!
鶏南うーめんに、あんかけうーめん♪
何れも美味い♪\(^^)/#白石市 #うーめん #温麺 pic.twitter.com/CUdlRq6c1Z
元祖白石うーめん処 なかじまは、宮城県の白石市沢目の地域にあります。
交通手段は、JR東北本線の白石駅の近場なので徒歩すぐに着きます。東北新幹線の白石蔵王駅からだと徒歩24分ほどで着きます。
元祖白石うーめん処 なかじまは、白石うーめんの専門店として、1970年(昭和45年)からオープンしています。
出汁と風味にこだわりがあるようです。
定番メニューは、胡麻、くるみ、しょう油の3つで、つけだれでいただくスタイルです。最後はほうじ茶を注いで食べるそうですね。
情報では、とろろとつけ汁の組み合わせが蕎麦向きであるとか、鶏南蛮うーめんの鶏出汁につけて食すのが旨いなどがあります。
冬季限定メニュー、仕込み完了!カキ貝うーめんファン様。田舎うーめんに追い飯が合う!と気付かれた方!キノコた~っぷりのちょい辛にハマった皆様!お待たせしました。明日は #鬼小十郎祭り 三年ぶりの開催もあります。楽しんだ後に是非お越しくださおませ~お待ちしてます #いいね白石 #うーめん pic.twitter.com/vs5Poa3sxJ
— 元祖白石うーめん処 なかじま (@okami_dairi) September 30, 2022
元祖白石うーめん処 なかじまの所在地
・所在地:〒989-0243 宮城県 白石市 沢目8−23
・営業時間:11:30~20:00
・定休日:水曜日、木曜日
・TEL:0224-25-6670
・サービス オプション:イートイン、テイクアウト、宅配サービスなし
*元祖白石うーめん処 なかじまウェブサイト/https://www.facebook.com/4614uumen.nakajima
まとめ
「秘密のケンミンSHOW極」で紹介される宮城県の「白石うーめん」についてでした。
食感もそうめんと違い、一般のそうめんと比較して、そうめんよりも0.3mmほど太く、長さも短くて9㎝なことから伸びにくくて小麦の香りや風味が味わえます。
麺の長さが短いため、つゆがハネることも少ないことから幼い子どもでも食べやすいという利点があります。
「白石うーめん」の料理名の名づけでは諸説があるようですが、伊達政宗の重臣である片倉小十郎が名づけたのではないか?という諸説は意外に感じました。
「秘密のケンミンSHOW極」で紹介される店舗がどこであるのかはわかりませんが、ご興味のある方は白石市に来店されてはいかがでしょうか。