三国志8リメイクのswitch版を購入してみました。
過去(2002年)にPS2で三國志VIIIをプレイしましたが、正直なところ手間で面倒なゲームだという印象でした。
リメイクしたことで面白味があるかは、始めたばかりなので分かりません。
今回プレイしての時間は短いですが現段階での感想を述べてみたいと思います。
1. 三国志8リメイクをプレイしてみての個人的な感想!
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このゲームが全武将プレイであることは誰もが知っていると思います。
三国志8リメイクのエンディングは条件次第で様々なようですね。
・名声クリア
・地方制覇クリア
・中間エンディング
・天下統一エンディング
エンディングを早くみたい場合は名声や地方制覇の細かい条件で見られるみたいです。
過去にPS2で三國志VIIIをプレイして、特に戦闘(戦争)で ウンザリするほど時間的に長いという印象があるので、あまり好きになれないゲームでした。
三國志VIIIが評価の良い作品に思えないことについては過去に記事にしていますので、興味のある方は読んでみてください。
①在野の状態でプレイしての感想
在野の状態でプレイしたシナリオは191年7月の「反董卓連合解散と諸侯の対立」を選びました。
始めた当初は何から取り掛かるのか分からない状況です。
当初は女性キャラがいくらか説明してくれていますし、機能からマニュアルも見れるので困ることは無さそうですね。
過去にPS2の三國志VIIIをプレイした頃は鍛錬を積むか、直ぐに仕官してゲームを進めていくのかを悩むところですが、リメイクでは演義伝があるので無理に仕官して始めることもないと思いました。
在野の状態に限ったことではないですが、演義伝は水鏡先生(司馬徽 徳操)の教えもあるので、条件を満たすことで友好の証や所持金が増えるなど、ステータスも上がるみたいです。
所属勢力によって出て来る演義伝もあるのでしょうが、所属しないことで出て来る演義伝イベントを客観的に見ることもできます。
演義伝通りに進めるのも良いですが、時には別のルートで進めていくのも面白味があるかもしれません。
勢力に所属すると煩わしい戦闘(戦争)もあるでしょうから、苦手な人は所属せずに鍛錬を積むなり、名声を上げる、親交を深めるなどで、後々の時系列に出てくる演義伝ストーリーを楽しむこともできそうです。
名声によるクリアで早めにエンディングを迎えるのも良いですし、天下を統一しそうな勢力があるなら見極めてから仕官してエンディングというのもアリな気がしました。
在野の状態でのプレイは無理の無い範囲でストーリーを楽しむ程度で良いと感じます。
②仕官でプレイしての感想
在野の武将は三国志の中でも選ばれやすい趙雲子龍にしました。
先ほど記載はしていませんでしたが、設定の中に寿命をどうするのかという選択肢がありましたね。
史実通りの寿命、長寿、寿命概念を無しにするなどがあり、今回は長寿を選択しています。
趙雲は史実通りであれば229年に没するはずです。
長寿にまでする必要はないかもしれないですが、意外にも仕官してから鍛錬、親交、内政など行っていると、20年前にプレイした時に結構時間経過が早く感じられたので、長寿を選択しました。
シナリオは、趙雲が登場する191年7月の反董卓連合解放と諸侯の対立からプレイしています。
直ぐに仕官することはせずに鍛錬や演義伝ストーリーを進めつつ、劉備に仕官するイベントが出てから仕官しました。
20年前は功績を積み階級を上げていましたが、今回は無理に出世せずにわりとのんびりと功績を積むことにしています。
のんびりすることで演義伝ストーリーを先ほどの在野時で感じたように楽しみたい気持ちでした。
劉備に所属することで1つ選択してみたい演義伝ストーリーがあります。
それは史実に沿えば、劉備は亡くなった陶謙(とうけん)から徐州(下邳)を譲り受ける事になります。
史実をご存知な方はお分かりのように譲り受けた徐州(下邳)は呂布に奪われてしまいます。
今回は史実通りにせず、あえて劉備が徐州(下邳)を統治したままにしてみました。
三國志13をプレイした時に劉備に仕官していましたが、この時は君主プレイでないと歴史イベントで最悪の状況は避けられないものでしたので、少し興味がありました。
三國志8 リメイクで最悪な状況は避けられましたけど、一部の演義伝ストーリーが進められなくなっています。
進められなくなった一部の演義伝ストーリーは次の通りです。
・呂布 敗走
・曹操 献帝を迎える
・呂布 再び
・二喬婚礼
・建業改名
上記の演義伝ストーリーが進められなくなっています。
史実では呂布に徐州(下邳)を奪われてから、「呂布 敗走」や「呂布 再び」とイベントが進んでいくので、このあたりは仕方ないのかと思っていますが、二虎競食の計や駆虎呑狼の計が見られないのは少々残念には感じてます。
ただ、「曹操 献帝を迎える」の演義伝ストーリーが進まなかったのは意外でした。
一応は李傕と郭汜から逃げて長安を脱出した献帝が洛陽に留まってはいますが、そこからストーリーが進んでいません。
呂布の演義伝ストーリーが進まないのが影響しているのかもしれません。
史実では李傕と郭汜は曹操に滅ぼされていますが、今回 このゲームの中では西涼で勢力を築いていた馬騰に滅ぼされたので、これ以上ストーリーが進めないことになりました。
結局、献帝は洛陽にいますが空白地だった都市を呂布が統治しているので、呂布と共にいることになりますね。
「二喬婚礼」や「建業改名」については、孫堅勢力は史実通りに進めていました。
孫堅の死から孫策が廬江(ろこう)で旗揚げするまでは良かったのですが、後に孫策の勢力が劉表に降伏してしまいました。
孫策と周瑜は生きてはいますが、勢力が劉表に所属している状態なので、「二喬婚礼」や「建業改名」のイベントは進められそうにないです。
「建業改名」については勢力基盤が既に無いですし、孫策の弟 孫権が士燮(ししょう)勢力に所属しているので、これも進まないですね。
「建業改名」は無いので秣陵の都市のままです。
劉備が徐州(下邳)を統治したままで、進んだ演義伝ストーリーは袁術が皇帝に即位して仲国を興したくらいでしょうかね。
20年前の三國志VIIIをプレイしていた頃は攻めていたように思ったのですが、記憶違いかもしれません。
今回の三國志8 リメイクは自ら攻め込むことを提案しないと攻めない状況みたいですね。
実際に攻めてみて思いましたが、今回は戦闘が面倒であれば自動で行ってくれるようです。
戦闘が苦手な人にはちょうど良いのかもしれないですけど、それだと面白味がないでしょうね。
以前は長々としていた戦闘でしたが、今回のリメイクは そこまでの長さはないのでプレイしやすいと感じました。
部隊の攻撃や戦法においては味方の親交度で連携してくれますから、やりがいがありますね。
ただ、1つ気に入らないのは、援軍が登場する位置が微妙に感じました。
例えば、揚州の柴桑(さいそう)を鄱陽(はよう)から攻めます。
自領地で鄱陽の北に位置する廬江(ろこう)から援軍を送りました。
・廬江(自軍/援軍)
↙攻め
・柴桑(敵軍)
↖攻め
・鄱陽(自軍/正規軍)
※廬江は鄱陽の北側に位置する都市
*地図上での都市の簡潔なイメージ
柴桑の戦闘での自軍の陣の位置は北東側です。
援軍は3日目に登場する予定です。
都市を地図の図面で見ると、柴桑から廬江は北東に位置します。
普通に考えると、先に攻めた鄱陽の軍陣が北東側に位置しているのですから、援軍が登場する位置は先に攻めた鄱陽の軍陣と同じか、戦闘マップの北側中央辺りの位置に出てくるのが普通ではないでしょうか?
ところが、援軍が登場した位置は何故か戦闘マップの中間の南側に位置していました。
・敵軍 ⇦⇦⇦⇦⇦攻め ・自軍正規軍
(北西に拠点あり) (北東に陣地)
↖
↖
↖攻め
・自軍援軍
(何故か南側に登場)
※廬江の北側なら、
*戦闘マップ位置の簡潔なイメージ
何で、鄱陽の北に位置する廬江が南側に布陣しているのかがわけが分かりません。
おかげで援軍が正規軍に辿り着く頃には、あらかた戦闘の勝敗は決まっており、ほとんど鄱陽の正規軍だけで劣勢を覆しており、何のための援軍だったのかと残念な気持ちでした。
もう少し都市の位置を考慮した戦闘を意識してほしいと感じましたね!
7都市ほど制圧して勢力が増えていくと、演義伝ストーリーも いくつかのエンディングに向けたイベントが出てきます。
「中原制覇」「呉越制覇」「中間エンディング」と出てきます。
ここで1つのエンディングに到達するために厄介なことがあります。
「中原制覇」は、他勢力が統治して軍勢も多いので難しいところです。
*中原制覇 必要な支配都市
・北海
・済南
・下邳
・小沛
・濮陽
・陳留
・許昌
・譙
・汝南
上記で制圧しているのは、下邳と北海のみです。
陳留、濮陽、済南は曹操の勢力で、小沛、譙、汝南、許昌は梁習(りょうしゅう)の勢力です。
曹操とは同盟をしていない状態ですが、梁習とは同盟を結んでいるので攻め入ることができません。
「呉越制覇」は簡単に感じましたが、こちらは 士燮(ししょう)の勢力と同盟関係となっていることから攻めることができません。
*呉越制覇 必要な支配都市
・秣陵
・呉
・会稽
・柴桑
・鄱陽
・寿春
・廬江
・広陵
・交趾(こうち)
上記で制圧していたのは、柴桑、鄱陽、寿春、広陵、廬江と呉越で半分近くです。
残りの半分は士燮が制圧していたので、「呉越制覇」のエンディングを迎えるには士燮を滅ぼさないといけません。
「中間エンディング」を迎えるのは、現時点でかなり厳しいと言えます。
「中間エンディング」を迎えるための都市は大都市なので、かなり離れた地域を制圧する必要があります。
更に大都市を含めて、26都市以上を制圧する必要があるようです。
*中間エンディング 必要な支配都市
(大都市を含めて26都市)
・洛陽
・長安
・許昌
・鄴(ぎょう)
・成都
・柴桑
現段階では7都市しか制圧していないので、これらの大都市を含めた26都市を制圧する場合は時間がかかりますね。
以上が仕官をしてからの内容となります。
20年前にプレイした三國志VIIIとリメイクを比較すると、演義伝ストーリーがあるので、かなりプレイしやすい仕様になっていると感じます。
エンディングを迎える要素が様々にあるのは良いと感じました。
長々と続けるのがダルいと感じた時に早々と向き合うエンディングは良いものです。
同盟関係を維持されると、都市を制圧できないことでエンディングを迎えられないのがネックですね!
戦闘(戦争)では、20年前よりも長々と感じられるストレスもなく、苦手な場合は自動で進められるのは良い点です。
ただ、援軍が登場する位置が不満ですね!
都市から攻め入る位置をもう少し考慮してほしかったです。
「中原制覇」「呉越制覇」「中間エンディング」の中で、どれも厳しい場合は武名や文名による名声クリアでエンディングを迎えるとよいかもしれませんね。
③君主でプレイしての感想
当初はシナリオから君主を選択してプレイしようと考えていましたが、YouTube動画を挙げている方の中に通常の一般武将として群雄に仕えた後に反乱を起こして君主プレイされていたので、筆者もそれをマネてみました。
何でも、北平の公孫瓚に仕えて反乱を起こすと都合が良いことがあるそうです。
公孫瓚は既に評定での技術で騎兵の最強クラスの遊牧騎兵を修得しています。
プレイをする前に、何度かエンディングを迎えていたので、史実武将の能力値や特技などを自由に変更できる要素が加えられていました。
シナリオは先きほどと同じ、公孫瓚の勢力が存在している191年7月の「反董卓連合解散と諸侯の対立」を選び、趙雲の能力値を変更して始めています。
能力値を上げるのは結構な時間を費やすので、それを変更し、始めから統率力・武力・知力などを最強の100にして始めることにしました。
そうすることで、更に能力値を120まで上げることが可能になります。
アイテムを購入することで能力値を130にすることも可能です。
先ほどの都督でプレイ済なので、ここまで能力値を上げると最強すぎて戦闘で敗れることはほぼありません。
早い段階で能力値を最強にして戦闘を進めてみたい気持ちがありました。
(長々とプレイをするのが面倒なので、早く終わらせた気持ちからです)
能力値を100に変更し、再び趙雲でプレイすることで、他にも相棒がほしいと考え、新たな登録武将を作成して義兄弟にしました。
ただ、公孫瓚に仕える前に少し能力値を上げておこうとも思い、武力や知力を110にして仕えようとした頃に相棒がいなくなり、いつの間にか勝手に平原の劉備に仕えたのは誤算でした。
更に歴史イベントも進めてしまったので、劉備は徐州の地に行ってしまい、相棒の義兄弟とは自勢力の地域から、かなり離れてしまいました。
妻も二人娶っていましたが、一人は隣接する劉虞に仕えてしまい、これまた離れてしまいます。
とりあえずは、公孫瓚に仕えて北平で反乱を起こすための同士を増やしていきます。
同士を増やすと言うよりは単に交流を深めていくだけですが!
反乱を起こすと、YouTube動画にあった通りに技術の遊牧騎兵を得たままでプレイできました。
遊牧騎兵は、機動力が非常に高く、能力値も高ければ ほぼ最強です。
策略で平地などで神算火計を用いれば、数部隊のほとんどは壊滅状態となります。
ここまでやると、君主プレイをする意味はないかもしれません。
君主プレイをして率直に思うことは、意外と楽かもしれないと感じました。
君主個人の能力値を強くしたことは省きますが、何よりも全てのことを君主が行わなくていいところが良い部分に感じます。
内政が面倒なら部下に任せて、別のことをしても良いですし、ヤルことが無ければ、能力値を上げることに集中もできます。
自身の繋がりのある人間関係などがありますが、従来の三國志で君主プレイを好む人には向いていると言えるのではないでしょうか。
ただ、物足りなさを感じて「三國志13」や「三國志14」が良いという意見を見ると、それは当然だと感じますね。
所詮はリメイクですから最新作の良さから見れば、どうしても劣るでしょうね。
君主プレイをして、いくつか気付かされることがありましたので、記載しておきます。
1.反乱を起こして君主になると悪名が増える!
2.君主は所持金(俸禄)が増えない!
3.君主になると配偶者イベントが増える?
君主プレイをして、ご存知な方は無視してください。
・反乱を起こして君主になると悪名が増える!
一般武将の成り上がりから主君に対して反乱を起こし、自らが君主になると悪名が大幅に増えます。
どれくらい増えるのかというと、300です。
YouTube動画で反乱を起こして君主になることでのデメリット面には触れられていなかったと思いますので、これは意外でした。
登用や外交などに影響しますが、地道に下げることはできるので、そこまで苦慮することはないのかもしれません。
君主は所持金(俸禄)が増えない!
これも意外でした。
登用武将の忠誠を上げるために武具や書物などを与えていて、いつの間にか所持金がず~っと減っているのでアレっとなりましたね。
君主自身の俸禄を確認すると、『_ _ _』と下線での記載しかなく、0のようですね!
アイテムの購入には都合が良さそうですね。
君主になると配偶者イベントが増える?
在野や一般武将では史実女性以外で配偶者を迎える場合、5つのイベントがあります。
・武の娘
・知の娘
・政の娘
・統の娘
・魅の娘
※うろ覚えなので、記載が間違っているかもしれません
君主になることで配偶者イベントが増えるのかについて詳しいことは存じませんが、新たに2つのイベントが追加されていました。
その2つは次の通りです。
・漢の娘
・悪の娘
「漢の娘」は、少々条件が厳しく、イベントを進めるには悪名を0の状態で維持していかないとダメなようです。
また、勢力の都市数もイベントに影響します。
何でも「漢の娘」とは、漢王室の血筋を引く娘であり、イベントを進めていくことで『和紙の壁』が得られました。
『和紙の壁』は魅力が大幅に上がります。
「悪の娘」は、イベントを進めていないので何とも言えませんが、「漢の娘」とは反対に大幅な悪名が必要となるようです。
お互いで対照的なイベントですね!
2. まとめ
三国志8リメイクをプレイしてみての個人的な感想についてでした。
在野の状態では、プレイをして仕官しないなら演義伝ストーリーを楽しみながら、名声によるクリアや天下を統一しそうな勢力があるなら仕官してエンディングを迎えるのが良いと感じました。
君主プレイは、自身の繋がりのある人間関係などがありますが、意外と楽かもしれないということから、従来の三國志で君主プレイを好む人には向いていると言えるのではないでしょうか。
他にもYouTube動画で激ムズな人物の結婚イベントを発生させて楽しんでいる方も見ましたが、正直なところ 、、
これ三国志なのかな?
、、と感じる部分もあります。
三国志は8作目あたりから親密になることで結婚イベントが追加されて10作目、13作目と全武将プレイで引き継がれていますから、何だか30年前にあった恋愛シミュレーションゲームやファイヤーエンブレムなのかと勘違いするほどです。
色んな要素を取り入れていますが、初代の頃の作品を思い出すと随分と変わったという印象ですね。
意外とファイヤーエンブレムなどの人間模様を参考にしているかもしれません。