5月1日放送「秘密のケンミンSHOW極」のケンミン刑事で、『大判焼きを「きんつば」と呼ぶ○○○ケンミン』について触れられています。
大判焼きを「きんつば」と呼ぶケンミンは福島県の一部の地方である会津と見られているようです。
他のケンミンでも使われているところがあるようなので、それについても簡潔に触れておきます。
※番組内容とは いくらかの相違があるかもしれません
1. 大判焼きを「きんつば」と呼ぶのは福島県の会津地方?
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— 【公式】秘密のケンミンSHOW極 (@kenmin_kiwami) April 24, 2025
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引用元/@kenmin_kiwami Xより
少し、一般的な「きんつば」について触れておきます。
一般的に「きんつば」として知られているのは、小麦粉の薄い皮であんこを包んだ四角の形をした別の和菓子を想像されると思われます。
元々は大阪で発祥し、形状が刀の鍔(つば)に似ていることからその名が付けられたという説があるようです。
他にも江戸時代初期に京都で生まれたとされる「焼餅(やきもち)」が原型であるという説もあります。
※京都説が有力と見られています
最初は「銀つば」と呼ばれていましたが、江戸時代に「金つば」と改名され、庶民に広く親しまれるようになったということです。
少し話がそれましたが、ここから本題に入ります。
福島県の会津地方では、円盤状の焼き菓子である今川焼きや大判焼きを「きんつば」と呼ぶことが一般的のようです。
先ほど発祥については京都説で少し触れました。
元々は「銀鍔(ぎんつば)」という丸い形をしたあんこを米粉の皮で包んだお菓子が江戸に伝わる際に、小麦粉の皮になり、縁起の良い「金」の字を使ったことで「きんつば」と呼ばれるようになっているようです。
この経緯の由来が関係しているのではないかと考えられています。
他にも、「金型が刀のつばの形に似ていたのと、真鍮であり金色であったたことから『きんつば』となった」という説もあるようです。
続いて、会津地方以外で大判焼きを「きんつば」と呼ぶ、県民について触れていきます。
2. 福島県の会津地方以外で大判焼きを「きんつば」と呼ぶのは?
福島県の会津地方以外で大判焼きを「きんつば」と呼ぶ地域は限定的にあるようです。
・1. 新潟県の旧会津藩
・2. 千葉県の一部地域
・3. 静岡県の一部
上記の3県について簡潔に触れます。
2-1. 新潟県の旧会津藩
旧会津藩の領内だった地域では「きんつば」と呼ばれているようです。
旧会津藩の領内は、現在の地域で一部の新潟市周辺や阿賀野川流域などがあります。
村上市岩船地域では「きんつば」の名前で販売されていたという情報を見かけました。
新潟では大判焼き呼びが一般的だけど、村上市岩船でこちらを[きんつば]の名前で売ってる和菓子店があった。
— さる////ぞう (@parlbro) November 29, 2023
今では閉店してしまったそうだが。 https://t.co/qJcu1TZXIH
引用元/@parlbro Xより
2-2. 千葉県の一部地域
千葉県の一部地域で、特に房総半島南部(いすみ市以南)では「きんつば」と呼ぶ地域があるそうです。
いすみ市に行ったので、きんつばを買って帰った。
— 武田新 (@TAKEDA_ARATA) May 27, 2022
いすみ名物のきんつば。でもこれは大判焼じゃない?って言わないで(笑)
外房の一部では大判焼の事をきんつばと言います。
話を聞くと昭和33年創業との事。2代目と言ってました。地域に馴染んでるよね。
味も美味しかった。特に白餡は胡麻が効いてたな。 pic.twitter.com/J5AYGlJJhh
引用元/@TAKEDA_ARATA Xより
2-3. 静岡県の一部
静岡県の一部地域でも「きんつば」と呼ぶことがあるようですが、大判焼とは少し異なる感じがします。
静岡県のきんつば(大判焼/今川焼)生地はやや焼きがあり、一般的には丸い形状で、よもぎを混ぜた生地であんこを包んだものが多く見られます。
静岡市各地で買えるお手頃定番おやつ【きんつば】です。県外の方に『きんつばだよ』と勧めると『これは焼き草餅だろう』と口論になりますζζ pic.twitter.com/2KojtodxCR
— あおい さくや @静岡市グルメブログ『みなと町でも桜は咲くら』 (@sakuyaoi) February 20, 2025
引用元/@sakuyaoi Xより
この地域特有のきんつばは、伝統的な四角い形のものとは異なり、刀の鍔のような形をしているのが特徴です。
他の呼称に「今川焼き」「大判焼き」「黄金饅頭」などのほうが一般的で、「きんつば」という呼び方は限定的のようですね。
この記事は下記のサイトなどを参考にしています。
*参考元 | URL |
---|---|
東京製菓学校 | https://www.tokyoseika.ac.jp/news/2012/01/post-35.html |
Yahoo!知恵袋 | https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1447924959 |
Threads | https://www.threads.com/@inaka_te_shigoto/post/DBquElGyyks |
食べログ | https://tabelog.com/shizuoka/A2203/A220302/22014505/dtlrvwlst/B113944631/ |
ニコニコ大百科 | https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%A4%E3%81%B0 |
3. まとめ
大判焼きを「きんつば」という呼ぶのは、主に福島県の会津地方や旧会津藩の影響を受けた新潟県の一部地域であるようです。
そして、千葉県の房総半島南部や静岡県の一部地域でも使われています。
ニコニコ大百科においても『福島県・千葉県・新潟県における「今川焼き」の異称』と記載されているようです。
以上がまとめです。