9月10日放送の番組で奈良県の山奥にある宿坊や鬼の子孫について触れられています。
ただ、この内容は最近、テレ東の「所でナンじゃこりゃ!?」で取り上げられているので、ご存知かもしないですね。
取り上げられたのは、奈良県吉野郡下北山村前鬼に位置する「前鬼山 小仲坊(ぜんきやま おなかぼう)」という宿泊所です。
宿泊所は、鬼の子孫と言われる五鬼助義之(ごきじょ よしゆき)さんが運営しています。
今回は簡潔に宿坊や鬼の子孫について触れます。
※番組内容と相違があるかもしれません
1. 鬼の子孫が守る宿坊の歴史について
小仲坊は、約1300年前に修験道の開祖である役小角(えんのおづの)に仕えた鬼の夫婦「前鬼(ぜんき)」と「後鬼(ごき)」の子孫が代々守り続けてきたとされる宿坊です。
引用元/Googleマップより
所在地:〒639-3809 奈良県吉野郡下北山村前鬼 30
前鬼山小仲坊#下北山村 pic.twitter.com/FvF3mfnxS8
— 上村恭子@ ウエムラヤスコ (@yasjiji) May 17, 2018
引用元/@yasjiji Xより
五鬼助義之(ごきじょ よしゆき)さんが見せていた家系図では、夫の前鬼は義覚(ぎかく)、妻の後鬼は義賢(ぎけん)という名前で説明されています。
五鬼助さんの家系は、初代から代々「義」を頭文字に通字として使われているようですね。
前鬼と後鬼には5人の子供がおり、それぞれ「五鬼助(ごきじょ)」「五鬼熊(ごきくま)」「五鬼継(ごきつぐ)」「五鬼上(ごきじょう)」「五鬼童(ごきどう)」と名付けられました。
彼らが住んだ場所が「前鬼」と呼ばれる集落で、明治時代半ばまではこの5家がそれぞれ宿坊を営み、大峯奥駈修行を行う修験者(山伏)たちを支えていました。
しかし、明治時代の修験道廃止令や時代の流れによって、現在から60年前に他の4軒の宿坊は廃業・転居し、現在残っているのは五鬼助家の「小仲坊」だけです。
このため、小仲坊は「鬼の里」に残る最後の宿坊として、修験道の歴史と文化を伝える貴重な存在となっています。
因みに、五鬼助義之さんは、61代目の当主です。
おそらく、番組で田中卓志さんは、現地の修験者が辿った険しい道筋を探索されるのではないでしょうか?
宿坊は、湧き水を利用し、自家発電で電気を供給するなど、自然と共生した運営が行われています。
2. 五鬼助義之さんのプロフィールについて
こちら、前鬼山小仲坊にある御本堂の様子………ξ🥰ξ
— 【ついなちゃん】プロジェクト🗻 CV:門脇舞以様 9/7 COMITIA D15b 恵方巻きコルネ (@Tuina_chan_PJ) January 17, 2022
儀式を行なっていただいた時のお写真やよー👹😈
五鬼助はんと奥様のお写真も❣️
ほんまに素晴らしい方々やよー♪#なぜなについなちゃん#前鬼 #後鬼 https://t.co/CkwquPyV1d pic.twitter.com/ujsRM7upyd
引用元/@Tuina_chan_PJ Xより
五鬼助義之さんは、前鬼と後鬼の子孫である五鬼助家の61代目当主として、小仲坊を守り続けています。
1943年に前鬼の地で生まれ、高校、大学は京都で学び、その後は大阪で会社勤めをしながら週末に前鬼へ通うという生活を長年続けておられたようです。
彼は、父親が亡くなった後、宿坊を継ぐことを決意し、1997年から本格的に「小仲坊」を運営しています。
宿坊の伝統を守りながら、現代のニーズにも応える形として宿泊サービスを提供しておられるようです。
また、情報によれば、五鬼助義之さんの息子さんも、62代目として宿坊を継ぐ意志を示しており、その歴史と伝統は今後も受け継がれていくものと期待されているようですね。
*参考元 | URL |
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前鬼山 小仲坊(公式サイト) | https://kinarito.net/visit/282/ |
所でナンじゃこりゃ!? | https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202509/23083_202509051925.html |
@asahicom・チャンネル | https://youtu.be/FhQ-Q-j7TC8?si=51nmuKHiJvuTLH5F |
3. 鬼の195歳という年齢について(個人的な意見)
番組では初代の夫の前鬼こと義覚(ぎかく)は、195歳まで生きたという長寿で紹介されています。
普通に考えて、人間が生きられる最高齢は120歳前後が良いところでしょう。
鬼だからという説明で、200歳前後も生きられるというのは、神話にありそうな話です。
役小角(えんのおづの)に仕えた鬼の夫婦 前鬼(ぜんき)」と後鬼(ごき)は、後に人間になったとされています。
しかし、元々 人間だった可能性もあるのではないでしょうか?
偶々、鬼のような風貌をしているだけであり、悪しき心を役小角が開放したことで、人間になったという仮説もあり得る気がします。
195歳も生きるのは、非現実的ですので、同じ名前の一族が3代から4代に渡って年数をひとまとめにしたのではないでしょうかね?
日本の古事記にも、古代天皇が生きた年齢で あり得ないほどの長寿を記載されたものがあります。
これも同じ事が言えるのではないでしょうか。
意外と過去には優れた一族がいると、同じ名前を継がせた例は、よくあります。
仮に、本当に鬼として195歳も生きたというのであれば、それは200年近く生きるかもしれない亀と似たような生態なのかもしれません。
※鬼の195歳という年齢についての意見は全て筆者の憶測です
まとめ
番組で取り上げられた奈良県の山奥にある宿坊や鬼の子孫についてでした。
最近、テレ東の番組でも似た内容で放送されていたので、あまり新鮮味がないかもしれませんね。
前鬼山の宿坊「小仲坊」は、鬼の子孫である五鬼助義之さんによって1300年の歴史を持つ伝統を守り続けています。
宿坊は修験者たちのための重要な拠点であり、地域の文化や歴史を体現する場所として、今後もその役割を果たしていくことでしょう。