日本のロックバンド「すかんち」の中心人物として活躍し、現在はROLLYとして知られるローリー寺西さん。
彼の「すごさ」は、単なるギタリストにとどまらない、多才な才能に隠されています。
今回は、その奥深い魅力と「すごさ」の秘密に迫ります。
現在はROLLYですが、本記事ではローリー寺西さんで進めます。
1. ローリー寺西(ROLLY)とは?
【死ぬまでにやりたいこれだけのこと】ROLLYさん「寅さんみたいにトランク1つとギター1本で日本中を回りたい」 https://t.co/qBnBSMf2F8 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) June 30, 2025
引用元/@nikkan_gendai Xより
- 本名:寺西 一雄(てらにし かずお)
- 別名義 :ローリー寺西、団地妻三郎
- 生年月日:1963年9月6日
- 年齢:62歳(2025年9月時点)
- 出身地:大阪府高槻市
- 学歴:浪速工業高等学校電子科卒業
- 職業:ボーカルギター
担当楽器
歌手
ギタリスト
音楽プロデューサー
俳優 - 音楽ジャンル:グラムロック
- 活動期間:1982年~
- 事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ
- 共同作業者:すかんち
ローリー寺西(現:ROLLY)さんは、1982年に大阪で結成されたロックバンド「すかんち」のフロントマンとして、1990年にメジャーデビューを果たした日本のロックシンガー・ギタリストです。
特に「恋のT.K.O.」や、『ダウンタウンのごっつええ感じ』の主題歌「恋のマジックポーション」「恋のミラクルサマー」などのヒット曲で広く認知されました。
現在62歳になる彼は、「ローリー寺西」から「ROLLY」へと芸名を変更し、音楽業界で40年以上にわたって活動を続けています。
因みに、彼の6つ年下の従弟がシンガーソングライターの槇原敬之さんであることはご存知ではないでしょうか。
続いて、ローリー寺西さんの「すごさ」について、次の通りで進めます。
①圧倒的な音楽的センスと技術力
②マルチな才能の持ち主
③音楽に対する深い造詣と愛情
④人間性と持続力
⑤業界での評価と影響力
2. ①ローリー寺西の「すごさ」:圧倒的な音楽的センスと技術力
ローリー寺西さんの「すごさ」は、圧倒的な音楽的センスと技術力にあります。
・1. グラムロックのパイオニア
・2.伝説の「笑うギター」奏法
・3.楽曲制作の天才性
上記3つについて触れます。
1-1. グラムロックのパイオニア
ローリー寺西さんの最大の功績は、日本にグラムロックを根付かせたことです。
すかんちは「グラムロックを取り入れた音楽とユニセックス風のビジュアルで人気を博した」バンドでした。
彼のトレードマークである長い髪(30年前の髪型)、鮮やかな色の衣装、そしてメイクは、まさにこのグラムロックの時代から受け継がれたスタイルだと言えます。
彼は、こうした音楽とビジュアルを一体として表現することで、その「すごさ」を確立しました。
1-2. 伝説の「笑うギター」奏法
ローリー寺西さんが開発した「笑うギター」という独特な奏法は、30年間誰にも教えることのない秘密の技として知られています。
この技は現在「笑うギター2」「笑うギター3」「六弦グィングィン奏法」まで進化しており、ギター奏法の七不思議の一つとされているようです。
1-3. 楽曲制作の天才性
ローリー寺西さんの音楽的才能は、作曲や演奏においても際立っています。
すかんちの楽曲の多くは彼が作曲を手掛けており、そのセンスは高く評価されているようです。
特に、彼のギタープレイは「超絶」と称され、日本を代表するギタリストの一人とされています。
また、彼は音楽だけでなく、他のアーティストへのプロデュースやコメンテーターとしても活躍しており、音楽界における影響力は非常に大きいです。
先ほども記載していますが、代表曲「恋のマジックポーション」は、フジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』のオープニングテーマに起用され、大ヒットを記録しました。
この楽曲の中毒性の高さと独創性は、今でも多くのファンを魅了しています。
3. ②ローリー寺西の「すごさ」:マルチな才能の持ち主
ローリー寺西さんには、マルチな才能があります。
・1. 音楽プロデューサーとしての実績
・2. エンターテイナーとしての活躍
・3. 教育分野での貢献
それぞれについて触れます。
2-1. 音楽プロデューサーとしての実績
ソロ活動開始後、彼は数多くのアーティストに楽曲提供を行っています。
ももいろクローバーZ、PUFFYなど有名アーティストへの楽曲提供実績があり、これらの楽曲を自らセルフカバーしたアルバムも発売しています。
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2-2. エンターテイナーとしての活躍
ローリー寺西さんは、音楽活動だけでなく、俳優、タレントとしても活動しており、自称「エンターテイナー」として、バラエティ番組、CM、映画、演劇など幅広いジャンルで活躍しています。
2-3. 教育分野での貢献
彼は意外にも、教育分野でも貢献しているようです。
NHK Eテレでは、『ムジカ・ピッコリーノ』や『ソノリオの音楽隊』などの教育番組にも出演し、子どもたちに音楽の楽しさを伝える活動も行っています。
4. ③ローリー寺西の「すごさ」:音楽に対する深い造詣と愛情
ローリー寺西さんは、音楽に対する深い造詣と愛情があります。
・1. ロック史への深い理解
・2. 音楽の「ネタ仕込み」の名人
3-1. ロック史への深い理解
YouTubeのROCK FUJIYAMA channelでは、「ローリーはロックに誰より詳しくて、ロックってカッコいいよねって皆に言いたい。伝統芸能としてのロックの伝道者」と評されています。
*参考元 | URL |
---|---|
@ROCKFUJIYAMA・チャンネル | https://youtu.be/3omdlY81BQw?si=gg1YeDpx1oa-v5jr |
3-2. 音楽の「ネタ仕込み」の名人
ローリー寺西さんは「すかんち時代から、常に自分の音楽にはネタを仕込んである」と公言しており、様々な楽曲の引用や音楽的な仕掛けを巧妙に組み込む技術は、まさに音楽博士レベルです。
5. ④ローリー寺西の「すごさ」:人間性と持続力
彼の「すごさ」に、人間性と持続力があります。
・1. 逆境を乗り越えた強さ
・2. 音楽への純粋な愛情
4-1. 逆境を乗り越えた強さ
ローリー寺西さんは、小学生時代に「電気ブタナマズ」というあだ名でいじめを受けた経験があります。
当時の彼は肥満体型であったそうです。
しかし、この辛い経験が彼の表現力の源になっており、現在でも「心の中には、電気ブタナマズの寺西一雄がいる」と語っています。
4-2. 音楽への純粋な愛情
彼は53歳当時に、「何でか分からんからやっちゃってる。何でか分からないから、死ぬまでやるんでしょう」と語る純粋な音楽愛は、多くの人を魅了し続ける理由の一つです。
6. ⑤ローリー寺西の「すごさ」:業界での評価と影響力
ローリー寺西さんには、業界での評価と影響力があります。
・1. 音楽業界からの高い評価
・2. 同業者からの信頼
5-1. 音楽業界からの高い評価
結成から40年以上が経った現在でも、すかんちは日本のロック史において重要な位置を占めています。
特に90年代のヴィジュアル系ムーブメントにも大きな影響を与えたと見られているようです。
5-2. 同業者からの信頼
従弟である槇原敬之さんをはじめ、多くのミュージシャンとのコラボレーションを実現しています。
特に槇原敬之さんのデビュー時には、デモテープでサポートギタリストとして参加するなど、業界内での信頼関係の深さがうかがえます。
*参考元 | URLなど |
---|---|
Wikipedia | ROLLY「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」 |
Billboard Japan | https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/75000 |
音楽ナタリー | https://natalie.mu/music/gallery/news/275543/895804 |
株式会社ディレクションズ | https://directions.jp/company/news/sonorio2508/ |
ぴあ関西版 | https://kansai.pia.co.jp/interview/music/2016-10/rolly-rollysrocktheater_2.html |
文春オンライン | https://bunshun.jp/articles/-/80660 |
まとめ(ローリー寺西の真の「すごさ」について)
ローリー寺西さんの「すごさ」は、単なる音楽的才能だけではありません。
彼の真の価値は次の通りです。
1. 革新性 – 日本にグラムロックを持ち込んだパイオニア精神
2. 多様性 – 音楽、演技、教育と幅広い分野での活躍
3. 専門性 – 深い音楽知識と独創的な技術力
4. 人間性 – 逆境を乗り越えた強さと純粋な音楽愛
5. 持続性 – 40年以上にわたる現役活動
上記のこれらのすべてが組み合わさって、ローリーさんは、ローリー寺西(現:ROLLY)という唯一無二のエンターテイナーとしての価値を生み出しています。
彼は単なるミュージシャンを超えた、日本の音楽文化そのものを体現する貴重な存在と言えるのではないでしょうか。