有給休暇を使用したら給料が減額された経験がある方は多いのではないでしょうか?
当然、違法なことですが現在でも企業の中では、まかり通る現状があるのではないかと思います。
有給休暇を使用して給料が減額された内容は人によって様々であると思いますが、今回は筆者が体験した有給休暇による給料減額や有給休暇を使用する前後の理不尽について紹介します。
因みに、この記事を読んだからと言って何かが変わるというわけではありませんし、参考にもならないので、企業に理不尽と感じられるようなら転職を考えてみてはどうかと思っております。
有給理由は私用や私事都合で良い!
先ず初めに誰もが会社に対して遠慮しがちで言い出し辛い部分もあるでしょうが、有給休暇は法律上の定められた従業員の当たり前な権利であり、私用や私事都合は認められるものです。
*有給理由は私用や私事都合で良い!
・趣味
・旅行
・家族の用事
・病院を受診
・身内や友人の結婚式やお葬式など
有給休暇の目的は普段の疲労を回復させる事やゆとりのある生活を保障する事なので、本来は会社に気兼ねする必要はありません。
しかし、真面目な人や責任感のある人ほど他の同僚に悪いとか、上司の顔色を窺って話せない事が昭和時代に生まれた人は特に多いのではないでしょうか。
筆者も過去はそんな状態で中々言えなかったものです。
筆者が過去に企業で受けた理不尽な体験をしたことについて記載していきます。
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有給休暇を使用したら給料が減額された!有給休暇の理不尽?
有給休暇は、企業によって使用する方法に違いがあると思います。
例えば、使用すると1日単位、半日単位、時間単位と様々ではないでしょうか?
有給休暇の理不尽や使用する事により損得も出てくる場合もありますので、筆者の体験も交えて紹介します。
有給休暇を願い出たら拒否された!
ブラック企業によくある話ですが、有給休暇を願い出たら拒否されました。
本来、有給休暇は従業員の権利なので拒否はできないはずです。
会社は拒否はできませんが、別の日に要望することは可能なはずですが、それすら認めませんでした。
有給休暇を使用するのに書類記載は要らない!
どこの企業にも言えるかもしれませんが、有給休暇を使用するのに書類記載(サインなど)をする必要はありません。(事務員さんが有給管理を記載するのはあります。)
よく休日に何をするのかの具体的な詳細を記載するような事を求められていないでしょうか?
本来、有給休暇は従業員の権利なので、口頭で伝えるだけで良いのです。
意外と現在の企業でも昔からの慣例なのか、当たり前のように書類記載を求める企業が多いようです。
上司から有給休暇を使用すると給料減額を言い渡された!
完全に違法ですが、20数年前の時代には特に多かったと思います。
とにかく、この時代は休むと言うだけで、露骨に上司から嫌な顔で睨みつけられるような感じでした。
有給休暇願いを口にすると決まって給料減額を言い渡されます。
実際にそんな権限が上司にあったのかは知るところではありませんが、結局のところ休めず勤務していました。
その反面で上司自身が有給休暇を使用する時は満面の笑みで使用するので、気分的に嫌な感じでした。
現在でも少なからず似たような企業は存在しているのではないでしょうか?
有給休暇を使用したけど損に感じてしまった!
これは、有給休暇を使用する気はなかったのですが朝の通勤中に、どこかで事故があったらしく、交通規制があったことから遅刻してしまいました。
その部分を有給で補ったのですが、会社の有給が時間単位ではなかったので、半休扱いとなったのです。
何だか損をしたような感覚になりましたし、半休にされるのなら正午から出勤したほうが良いように思える出来事でした。(人の要員や都合で休めるものでもありませんが。)
有給休暇より1日の賃金で勤務するほうが高かった?
有給休暇を使用すると1日の賃金になるわけですが、企業によっては毎日が残業の場合は勤務している方が特になることもあります。
有給を使用すると1日(8時間)の賃金は得られますが、残業の3時間分は得られないことになります。
休日を優先で給料にこだわらない方には関係のないことです。
有給休暇を使用すると皆勤手当が減った?もしくは、一切無くなる?
これは、20数年前の企業に勤務していた頃のことですが、有給休暇を使用すると皆勤手当が減る企業でした。
企業の皆勤手当は1万円でした。
中小企業でしたから、元々の基本給が安いので1万円の皆勤手当が減るのは痛いところです。
更に暗黙のルールもあり、有給休暇で1日休むと3.000円の減額、2日休むと3.000円減額となり、3日目以後の休みからは減額されないので、4.000円までの皆勤手当は維持されるという仕組みです。
最終的に企業業績が悪化した頃には、有給休暇で1日休むと皆勤手当の1万円が一切無くなるということにまでなってしまいます。
不利益に思えるので、労働基準法に違反とも考えられるかもしれませんが、不利益とされない事象もあることから微妙とも言えます。
皆勤手当で企業を選ぶ方はいないと思いますが、気になる方は企業の規則を調べておくべきでしょう。
ただ、経営者の目線で見ると従業員のモチベーション向上と見ているかもしれません。
あまり、遅刻や欠勤が多いとなると経営者は心よく思わないでしょうし、従業員の目線で見るとモチベーション向上のためとは言え有給で皆勤手当を減額にされるのは不利益に思えるでしょう。
経営者と従業員とではお互いの雇う側と雇われる側での思考が違います。
バランスが悪いためなのか最近の企業では皆勤手当を廃止にしている企業もあるようです。
まとめ
以上、有給休暇を使用したら給料減額や有給休暇の理不尽についてでした。
色々と不利益に感じるところがあるのではないかと思います。
有給休暇や皆勤手当などで企業を選ぶ方は先ずはいないと思いますが、不利益を被る場合もあるので、調べておいても良いのではないでしょうか?
有給休暇であれば、使用単位が1日からなのか、半日なのか、時間単位なのかを確認し、皆勤手当は減額されるのかの確認もしておくべきかもしれません。
筆者の勝手な理想ですが、有給休暇は細かく時間単位で皆勤手当は減額されないか、減額されるならバランス的に無いのが良いと考えます。
理想通りの企業は中々見つかるものではないですが、自身の条件に見合う企業に就くべきだと思います。