11月19日放送の番組に、山梨県で時計店を営んでいる店主さんが発見した「駿府城の幻の絵図」が取り上げられています。
番組詳細については存じませんが、今年(2025年)の8月のニュースで話題になっていたようです。
具体的なことは不明ですが、現在で知り得ている範囲で、この幻の絵図について触れていきます。
※番組内容と相違があるかもしれません
駿府城の幻の絵図とは?
最近、山梨県で発見された駿府城の幻の絵図とは「伝酒井家旧蔵 駿府御城内絵図(でんさかいいけきゅうぞう すんぷごじょうないえず)」と言われるものです。
江戸幕府を開いた徳川家康(1543~1616年)が晩年を過ごした駿府城(静岡市)の絵図が山梨市内で確認されました。所有する藤原時計店=山梨市=の藤原義久さんが、同じラジオ番組に出演した武田氏研究会副会長の平山優さんに相談したことがきっかけでした。「幻」とされていた天守の平面構造が… pic.twitter.com/H3ofyuxozR
— 山梨日日新聞社 (@sannichi) August 4, 2025
長いので略して「駿府御城内絵図」と言われます。
この絵図は、山梨市で時計店を営む藤原義久さんが所有しており、約15年前に都内の古書店で購入したものです。
藤原さんは郷土資料の収集が趣味で、長い間保管していたこの資料が、専門家によってその重要性が認識されることとなりました。
この絵図は、静岡市が所有者から購入しています。
1-1. 絵図の歴史的価値と内容について

絵図の歴史的価値と内容について、簡単にまとめておきます。
- 描かれた年代(推定): 1656年(明暦2年)ごろ
- 特徴: この絵図は、長方形で正確に描かれており、これまでに見つかっている図面よりも信憑性が高いとみられています。
- 家康の死後、二代将軍秀忠・三代将軍家光の時代にかけて、駿府城が幕府の直轄地としてどのような構造をしていたかを詳細に示しています。
- 特に、城内に置かれていた「駿府在番(すんぷざいばん)」という、駿府城を守るための軍事組織の配置が詳しく記されています。
- 伝来: 徳川家の譜代大名であり、姫路藩主であった酒井家に伝えられていた絵図の写しであるとされています。
絵図は約70センチ四方の大きさで、駿府城の天守やその他の建物、通路の位置が詳細に描かれています。
城郭研究家の加藤理文さんは、この絵図が天守の姿形を詳細に示す初めての資料であると評価しており、駿府城の内部構造や入城の方法についての理解が深まると期待されているようです。
番組では詳しい情報が語られているのではないでしょうか?
| *参考元 | URL |
|---|---|
| @SBSnews6・チャンネル | https://youtu.be/PcdqTvp5rIc?si=bVxGLwDkZt_OwCjC |
1-2. 絵図の貴重さについて
駿府城に登城して来ました。
— N.A.O-Z (@NAO88891932) November 8, 2025
①大手御門跡から登城します
②二ノ丸水路は紅葉がちらほら
③天守台は年内平日のみ見学可でした・・・残念であります。
④徳川家康公ゆかりの城を巡る限定御城印と駿府城100メイチュウ。他にも七城ほど出ているそうです。 pic.twitter.com/ybG3WUAQE9
駿府城は、徳川家康が大御所として晩年を過ごした重要な城ですが、関ヶ原の戦い後の築城当時の詳細な構造を示す史料がほとんど見つかっていないため、この絵図は当時の駿府城の実態を知る上で、極めて重要な手がかりになると見られています。
この発見は、これまで謎に包まれていた家康時代の駿府城の様子を解明する上で、大きな一歩になると期待されているようです。

まとめ
番組で取り上げられていた駿府城の幻の絵図についてでした。
静岡市はこの駿府御城内絵図を購入し、2026年1月から2月にかけて歴史博物館で一般公開する予定です。
この発見は、駿府城の復元や研究において重要な手掛かりとなると見られており、市の関係者は、この資料を通じて家康の時代の駿府城の姿に近づくことができると期待を寄せています。
また、この駿府城に関する新たな発見は、歴史的な価値を持つだけでなく、地域の文化や観光にも寄与する可能性があるとも見られているようです。
| *参考元 | URLなど |
|---|---|
| Yahoo!ニュース | https://news.yahoo.co.jp/articles/2bddfc722654b65fbe79f0c0dd7eaf196e4170e1 |
| msn | msn |
