皆さんは、保育士である保母さんというとどんなイメージをお持ちでしょうか?
やさしい人、お姉さんみたいな人、お母さんみたいな人、というようなイメージを思い浮かべられるのではないでしょうか。
私も現在では、そんなイメージだと思っていますが過去30年前の私は、保母さんをやさしいイメージだとは思いませんでした。
当時の私は保母さんをキツイ人、怖い人というイメージしかありませんでした。
今回は私が幼年期に見た保母さんについて語りたいと思います。
ご興味のある方はお付き合いください。
イメージとは真逆で怖かった保母さん
※これは私の幼年期ですので40年以上前の事です。
私自身の幼年期は、そんなに困らせるような子どもではなかったと記憶しているのですが、何故か怒られた事のほうが記憶として多く残っています。
この時に出会った保母さんは、お姉さんというよりお母さんぐらいの人でした。
年齢は、わかりませんが見た感じでは35歳前後あたりでしょうか。
髪の毛は茶髪で昔に例えるとヤンキー風な感じの人でした。
口調も荒々しくヤンキー風な感じなので、やさしそうなイメージは微塵もありませんでした。
この荒々しい口調は子どもにだけ向けているだけで、保護者であるお母さんが迎えに来ると猫を被ったように営業スマイルのように人が変わるのです。
私は、この保母さんが苦手であり毎日の保育園通いが苦痛になっていました。
幼年期の子どもながらストレスを抱えていたようにも思えます。
毎日、ヤンキーオババに会わなきゃいけないと思うと苦痛でした。(当時はオニババと思ってました)
子ども心に保育園に行きたくないと母に何故、言えないのかが不思議でした。
この保母さんの一番にキツイと感じた事は昼寝の時間です。
私は当時とても動き回りたい性分であったので昼寝が嫌いでした。というよりは眠くなかった事から昼寝が出来なかったわけです。
そこで、昼寝が出来ないまま他の園児と話していました。昼寝を確認するために来た保母さんが私達を確認すると急に怒りだし室外に出されて「何故、寝ない!」と言いました。
私達は正直「はっ?」というような感じでした。昼寝をしていないだけで怒られたのです。
何故かそのまま正座をさせられて延々と説教三昧でした。
昼寝をしていないだけで、そんなにいけない事なんでしょうか?怒られるほどの事でしょうか?
他の保育園ではどうなのかはわかりませんが、理解が出来ません。理不尽に感じられます。
その他に予防注射の出来事ですが、私はその日に風邪を患っていましたので、注射が出来ない状態でした。
風邪を患いつつも保育園に通わせている母親もどうなのかと考えてしまいます。
連絡帳には、風邪を患っている事を明記しているので、注射できない事を記しています。
しかし、保母さんは連絡帳を確認したかどうかはわかりませんが、私を含めて園児たちに注射があると促しています。
保母さんは私を見るや「お前も射つんだろうなあ〜」と睨み付けるように言ってきます。
私は保母さんのあまりの恐ろしさに「はい、射ちます」と答えてしまいました。
何だかその場の空気に逆らってはいけないような感じがしていました。
子どもながらに「ここで逆らったら僕の命が消えてしまう」と直感的に思っていました。
この保母さんは口調からしても荒々しくキツイ人でもあり、子どもから見ても保母さんとは思えないような人でした。
保母さんとは思えない言動
•先生、パンツがありません(園児の言葉)
これは風船プールで水泳をしていた時のことです。楽しくプールで遊び終えた後に着替えて室内に戻りました。
そこに園児の一人、あー君が室内に戻れずにいました。理由は何故かパンツが無くて着替えが出来なかったからです。
着替える前は下着のパンツはあったはずなのですが、プールで遊び終えると何故か無くなっていたそうです。
あー君はエグエグと泣きながら保母さんに「先生、パンツがありません」と言いました。
その後、保母さんから衝撃的な発言がされます。
周囲の園児たちも驚きました。私も内心「知らんがなーゆうて、あんた保母だろ」という気持ちになりました。
この方の言動はとても保母とは思えません。
その後、あー君は可哀想なことに昼食までパンツを履いていない状態で過ごしていました。
昼食になって、ようやく保母さんは別のパンツを持ってきて、あー君にはかせました。
何もあんな言い方をしなくても良かったのでは?と思う出来事でした。
•チッ、めんどくせえー落ちやがったー!(保母さんの言葉)
これは、園児たちが遠足から保育園に戻ろうとしていた時のことです。
保育園前の道筋の端にはドブ溝がありました。とても黒くて汚い溝でした。
その溝に足を滑らせてしまった園児のリョウ君が頭から突っ込むように落ちてしまいました。
私は、あー、リョウ君が落ちちゃったと思っている瞬間に保母さんの衝撃的な発言を聞きました。
助ける前に放つ言葉ではないです。
保母さんはリョウ君を助けてはいますが、私は助ける前に放たれた保母さんの衝撃的な言葉が忘れられません。
今、考えてみるとこの方は人としてどうなのか?と思います。
まとめ
保母さんのイメージで、私が過去に見た保母さんがどんな人であったのかを語りました。
この保母さんは元々、人の面倒を見る事には向いていない感じです。
保護者のお母さんが迎えに来た時のやさしそうなスマイルは子どもたちから解放される喜びでのスマイルだと思います。
だから、普段は子どもの面倒なんて見たくない、仕事なんてしたくないという思いから子どもたちにキツく当たっていたのかもしれません。
どうして、こんな方が保母さんを職業に選んだのか?不思議なくらいです。
こんな過去の経緯から私は成人するまで保母さんはキツイ人、怖い人というイメージしか持てませんでした。
私は成人後のある日に若い保母さんが園児たちにやさしく接している姿を見て、私が感じたことは「この保母さん、本当にこれが真の姿なのか?」と疑うような感情が出てしまいました。
私の幼年期に見た保母さんがあまりにもやさしいイメージとは真逆のイメージだったためです。
40年以上前の事ですので、当時の全ての保母さんの方々が、このような性格の方とは限りませんので不快に感じられたなら申し訳ありません。
記事にお付き合い、いただきありがとうございました。